犬・猫 食べてはいけないもの 致死量・中毒量と誤食時の対処について
ワンちゃんや猫ちゃんの「誤食」は、非常に多いトラブルのひとつです。
「少しだけなら大丈夫」
「まさか食べるとは思わなかった」
こうした油断が、命に関わる事故につながることもあります。
今回は犬・猫が食べてはいけないものと、その作用・中毒量・致死量、そして対処法まで詳しく解説します。
犬猫が食べてはいけないもの一覧【重要】
チョコレート・カカオ製品(致死リスクあり)
チョコレートに含まれるテオブロミンは、犬猫にとって分解しにくい有害物質です。
テオブロミンに有効な解毒薬はなく、誤食時には
催吐処置(吐かせる処置)や胃洗浄などが行われる場合があります。
■ 中毒量・致死量の目安
20mg/kg:軽度(嘔吐・落ち着きのなさ)
40〜50mg/kg:重度(震え・頻脈)
100mg/kg以上(猫では80〜150mg/kg):致死リスク
■ 具体例
体重5kgの犬の場合
👉 約500mgのテオブロミンで致死域
ダークチョコレートでは
👉 約50g前後でも危険な可能性
■ ポイント
カカオ含有量の多いチョコレートほど危険
ココアパウダーは特に高濃度で危険
猫も中毒になる
玉ねぎ・ネギ類(溶血性貧血)
玉ねぎ、長ネギ、ニラ、にんにくには有機チオ硫酸化合物が含まれており、
赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こします。
■ 中毒量の目安
5g/kg以上:中毒リスク
15〜30g/kg:重度中毒
■ 具体例
約25gでもリスクあり(体重5kg想定)
玉ねぎ1/4個程度で危険域
■ 注意点
加熱しても毒性は消えない
加工食品(ハンバーグ・カレー・シチュー・グラタンなど)も危険
症状は数日後に出ることがある
ぶどう・レーズン(急性腎不全)
少量でも腎不全を引き起こす可能性があります。
👉 原因は未解明ですが絶対に避けるべき食品です。
キシリトール(ガム・お菓子)
犬で特に危険な成分です。
低血糖
肝障害
けいれん
👉 「シュガーレス」表示の食品に注意
飲んではいけないもの|作用と危険量
アルコール(中枢神経の抑制)
犬や猫はアルコールを分解する酵素の働きが弱く、代謝が遅いため、
体内にアルコールが長く残り、中枢神経(脳・呼吸)を抑制してしまいます。
■ 主な作用
意識低下
呼吸抑制
低体温
低血糖
■ 危険な量
体重1kgあたり約5〜8ml(純アルコール)で中毒リスク
👉 小型犬・猫では
舐めた程度でも危険です
■ 症状
ふらつき
嘔吐
昏睡
呼吸停止
カフェイン(神経・心臓の過剰刺激)
コーヒー・お茶・エナジードリンクなどに含まれます。
ミルク入りのコーヒーや甘い飲み物を舐めてしまうケースが多いため注意が必要です。
■ 主な作用
興奮
心拍数増加
血圧上昇
■ 危険な量
20mg/kg:軽度症状
40〜50mg/kg:重篤症状
60mg/kg以上:けいれん
100〜200mg/kg:致死リスク
■ 具体例
コーヒー1杯(約100ml)
👉 カフェイン約60mg前後
小型犬・猫では1杯でも危険域に入る可能性があります。
意外と知られていない危険なもの
アボカド
生のパン生地(胃で膨張+発酵)
鳥の骨(内臓損傷)
人間用の薬(特に鎮痛剤)
【最重要】食べてしまったときの対処法
① すぐに動物病院へ連絡
自己判断は非常に危険です。
② 伝えるべき情報
食べたもの
量
時間
現在の様子
👉 早期対応が生死を分けます
留守番中に気をつけるポイント
食べ物・飲み物を出しっぱなしにしない
ゴミ箱はフタ付きにする
危険食品は戸棚へ
薬・サプリは手の届かない場所へ
まとめ|「少量でも危険」がキーワード
チョコレート → 100mg/kgで致死リスク
玉ねぎ → 5g/kgで中毒リスク
アルコール → 少量でも危険
カフェイン → 20mg/kgで症状
👉 共通点は
「思っているより少量で危険」ということです。