【ペットの熱中症にご注意】わんちゃん、ねこちゃんを守る夏の過ごし方

これからの季節に特に気をつけたい「わんちゃんとねこちゃんの熱中症対策」について
年々暑さが厳しくなる日本の夏。
実は犬や猫は人間よりもずっと暑さに弱い動物です。
特にエアコンのついていない室内や、日差しの強い時間帯のお散歩、車内などは注意が必要です
最近はスマート室温計(Wi-Fi 対応の温湿度計)を活用して、ペットのいる室内の状態をリアルタイムで確認する飼い主さんも増えてきています。
今回はそんな便利アイテムもご紹介しながら、熱中症の予防法を詳しくまとめました。
なぜ犬・猫は熱中症になりやすいの?
人間のように汗をかいて体温を下げることができない犬や猫は、暑さにとても弱い動物です。
犬は「パンティング(ハアハアと息をする)」で体温を下げますが、限界があります。
猫はそもそも熱を逃がす方法が少なく、体調が悪くなっても隠す傾向があるため気づきにくいのが特徴です。
特に注意が必要なのは、次のような子たちです。
• 短頭種(パグ、フレンチブルドッグ、ペルシャ猫など)
• 高齢の犬猫、仔犬・仔猫
• 肥満ぎみ、または心臓や呼吸器の病気がある子
• 被毛の厚い長毛種
• 黒い毛並みの子(熱を吸収しやすい)
熱中症を引き起こしやすい環境とは?
・エアコンのない室内での長時間のお留守番
・日中のアスファルトを歩く犬の散歩
・ベランダや日当たりの良い窓際での長時間の滞在
・車内での放置(たとえ 5 分でも危険!)
こうした環境下では、わずかな時間でも体温が急上昇し、命に関わる状態に陥ることがあります。
熱中症のサインに気づいて!
初期症状:
• 激しい呼吸(犬)、口呼吸(猫)
• 舌や歯ぐきが赤くなる
• ぐったりして動かない
• 食欲・水分摂取が減る
重症化すると:
• 嘔吐・下痢
• 歯茎が白くなる/舌や粘膜が青紫になる(チアノーゼ)
• ふらつきや意識障害
• 痙攣や昏睡
※特に猫は症状が出にくく、気づいたときにはかなり進行していることもあるので、普段の様子をよく 観察しましょう。
熱中症を防ぐ 7 つの基本対策
1. 室温は 25〜27°Cを目安に(湿度 50〜60%)
2. エアコンは留守番中も必ず使用
3. 新鮮なお水を数カ所に設置(自動給水器もあるとベター!)
4. お散歩は早朝または夜に。(犬)
5. 車内には絶対に放置しない
6. 冷却マットや保冷グッズを活用
7. 室内では犬・猫が自由に居場所を選択できるようにしておく。
スマート室温計で「見える安心」をプラス!
近年注目されているのが、スマート室温計(IoT 温湿度計)の導入です。
スマート室温計のここがすごい!
✅ スマホで室温と湿度をリアルタイムで確認できる
✅ 一定の温度・湿度を超えると自動で通知が届く
✅ ペットのいる部屋の「見守り」が可能
✅ 過去の温湿度の履歴が記録できる
✅ エアコン操作ができるものもあり!
これがあると、外出先でも「今、室温が上がってないかな?」とチェックができるので、安心感がぐんとアップします。
もしものときの応急処置
熱中症の疑いがあるときは、まずは涼しい場所に移動してあげてください。
そして以下の対応を。
1. 首や脇、足の付け根を冷やす(冷水で濡らしたタオルなど)
2. 水を少しずつ飲ませる(無理は NG)
3. 症状が重い場合はすぐに動物病院へ
※急激に氷水で冷やすのは逆効果になる場合があるので注意です。
まとめ わんちゃん・ねこちゃんの命を守るために
犬や猫にとって夏は本当に過酷な季節です。
エアコンや冷却グッズを上手に活用し、スマート室温計で「見える管理」を取り入れることで、さらに安全な環境を整えることができます。
日々の小さな気配りで、ペットたちが今年の夏も元気に過ごせるようにしてあげてください。
📌 最後に
もし「うちの子は大丈夫かな?」と少しでも不安がある場合は、今のうちから室温の見直しや便利グッ ズの導入を始めてみてくださいね。