ペットシッタークレールで使用している除菌剤について

ペットシッターを利用するメリットのひとつに、他のペットちゃんとの接触がないため、病気をうつされるリスクがないことが挙げられています。しかし良いこと尽くしのように見えるペットシッターでも病原菌を媒介する可能性はゼロであるとは言いきれません。もちろん正規の資格を持つプロのペットシッターであれば、程度の差はあれど訪問のお家ごとに靴下を交換したり、除菌済室内履きを持参したり、またシッターの全身や手荷物に除菌剤を噴霧してウイルスや菌を持ち込むことのないように配慮しているはずです。しかしその使用する除菌剤が、あらゆる菌やウイルスに対して本当に有効でなければ意味がありません。

そこでペットシッタークレールで使用している除菌剤はどのようなものかをご紹介したいと思います!
ペットシッタークレールでは、高機能除菌・消臭の『バイオウィルクリア』を使用しています。

バイオウィルクリアってどんな除菌剤?

バイオウィルクリアは多くの動物病院で採用されている高機能除菌・消臭剤『バイオウィル』と同等の効果を持つ姉妹品です。バイオウィルは動物病院をはじめとする医療機関専用、バイオウィルクリアは医療機関以外の施設、店舗、家庭向けの製品で、販売経路が違うだけで内容成分は全く同じです。バイオウィルは動物病院の診察台や待合室、入院施設内のケージ等、あらゆる場所で使用されている非常に信頼性の高い除菌剤です。

バイオウィルクリアにはどんな効果と特徴があるのでしょうか?

✅細菌・ウイルス・真菌(カビ)に効果があり、ペットの生活環境を清潔に保ちます。
✅アルコール不使用・低刺激で、ほとんど無臭なのでわんちゃんや猫ちゃんにも安心して使用できるのが特徴です。特にウイルス対策として有効で、感染症のリスクを軽減するために役立ちます。
✅布やステンレス製品などに直接噴霧しても変色や錆びる心配がありません。

ウイルス対策におけるバイオウィルクリアの効果

❶ウイルスの除去
わんちゃんやねこちゃんは、外出や他の動物との直接または間接的な接触を通じてウイルスをうつされる可能性があります。バイオウィルクリアは、ウィルス除去試験において、わずか5秒でウィルスの活性を99%以上抑制除去することが畜産生物科学安全研究所という検査機関によって証明されています。環境表面に付着したウイルスを除去することで、感染症のリスクを軽減します。

❷ウイルスによる感染症の予防に役立つ
ウイルス性の感染症は、接触感染・飛沫感染で広がることが多いため、ペットの生活環境を清潔に保つことが重要です。
✅ 犬の感染症:犬パルボウイルス、犬コロナウイルス、犬ジステンパーウイルス など
✅ 猫の感染症:猫カリシウイルス(FCV)、猫ヘルペスウイルス(FHV)、猫白血病ウイルス (FeLV) など

💡 ウイルスは種類によっては半年以上にわたり強い感染力を持ち続けるものもあるので定期的な除菌が必要です。

🐶 わんちゃんの使用例(ウイルス対策)

1. 散歩後の足裏・被毛の除菌(ウイルスの持ち込み防止)
わんちゃんは散歩中にウイルスや細菌が付着した地面を歩くため、室内にウイルスを持ち込んでしまう可能性があります。そこで帰宅後に足裏や被毛を拭くことで、感染症のリスクを減らせます。

◎ 使用例
1️⃣ 布やウェットティッシュにバイオウィルクリアをスプレー。
2️⃣ わんちゃんの足裏(肉球)や足の毛を優しく拭く。
3️⃣ 被毛にスプレーしブラッシングしてあげると除菌と同時に体臭も消すことができて効果的です。肛門周りに直接スプレーすることもできます。

💡 効果
✅ ウイルス・細菌の除去 → 散歩中の感染リスクを軽減
✅ 真菌(マラセチア・白癬菌)対策 → 皮膚病予防に◎ ※直接患部にかけるような使い方はできません。
✅ ノミ・ダニの対策 → 室内への持ち込みを防ぐ

2. 食器・おもちゃの除菌(接触感染対策)

ウイルスは食器やおもちゃを介して感染することもあるため、定期的な除菌が重要です。

◎ 使用例
1️⃣ 犬の食器やおもちゃにバイオウィルクリアをスプレー。
2️⃣ 5 分ほど置いてから、きれいな布やキッチンペーパーで拭き取るか、水で軽くすすぐ。
3️⃣ 毎日または 2〜3 日に 1 回のペースで除菌を行う。

💡 効果
✅ 食器の雑菌・ウイルス対策 → 口内からの感染の予防に◎
✅ おもちゃの清潔維持 → 免疫が弱い子犬やシニア犬にも安心
✅ 安全な成分で舐めても OK → アルコール不使用で低刺激

🐱 ねこちゃんの使用例(ウイルス対策)

1. 猫カリシウイルス(FCV)や猫ヘルペスウイルス(FHV)の感染予防
猫カリシウイルスやヘルペスウイルスは、キャットタワーや爪とぎ・ケージを介して感染することがあります。今は完全屋内飼育の猫ちゃんがほとんどでしょうから、外部からウイルスが持ち込まれるケースは少ないかもしれません。しかし、よその猫ちゃんを触ったり、保護猫ちゃんなど新しく猫ちゃんをお迎えした時は特に気をつけたいものです。定期的に除菌することで、感染拡大を防ぐことができます。

◎ 使用例
1️⃣ キャットタワー、爪とぎ、ケージ、ベッドやマットなどにバイオウィルクリアをスプレー。
2️⃣ 乾いた布で拭くか、自然乾燥させる。
3️⃣ 多頭飼いの場合、定期的に除菌するとより効果的。

💡 効果
✅ 猫カリシウイルス(FCV)の感染拡大を防ぐ
✅ ヘルペスウイルスの環境中の残存を減らす
✅ 猫白血病ウイルス(FeLV)のリスクを軽減

2. トイレ周りの除菌(ウイルス・細菌対策)

猫のトイレは、排泄物を介してウイルスや細菌が広がる場所です。
特に、多頭飼いの場合はこまめな除菌が必要です。

◎ 使用例
1️⃣ トイレの掃除後に、バイオウィルクリアをスプレー。
2️⃣ 乾いた布で拭き取るか、自然乾燥させる。
3️⃣ トイレ周辺の床や壁にもスプレーするとより効果的。 ※システム用の猫砂や抗菌処理をされたトイレシートにも使えます。

💡 効果
✅ ウイルス・細菌の除去 → 感染症の予防に◎
✅ ニオイの元となる菌を分解 → 清潔な環境を維持
✅ 猫砂の飛び散りエリアも清潔に保つ

🔹 まとめ

✅ わんちゃん・ねこちゃん・人間が媒介するウイルスの除去に効果的
✅ 犬パルボウイルス・猫カリシウイルス・猫白血病ウイルス対策に◎
✅ 動物病院でも使用される安全な成分で低刺激
✅ トイレ・食器・ベッド・キャットタワーなど幅広く使える

いかがですか?
ペットシッタークレールで使用している除菌剤についてのご紹介でした。
我が家ではかつてFIPで仔猫を亡くした悲しい経験があります。ブリーダーさんから兄弟でお迎えしたばかりの弟猫ちゃんのほうがドライタイプのFIPになってしまったのです。そのころはまだ不治の病とされていましたので、小さな命が消えゆくのをただ泣きながら見守るしかありませんでした。そして遺された兄猫ちゃんのために動物病院の先生からおすすめされた除菌剤がこのバイオウィルクリアでした。猫用品だけでなく、カーペットやカーテン、マットレスなど、あらゆる家中のものをこのバイオウィルクリアで徹底的に除菌しました。もちろん腸内環境やストレスフリーな環境を整えたりと他の要因もありますが、バイオウィルクリアのおかげで兄猫はFIPや他の感染症を患うこともなく、弟猫の分まで14歳という猫生をまっとうすることができました。難点なのは、他の一般的な除菌剤と比べてお値段がお高めであることぐらいでしょうか。しかしペットちゃんだけでなく、キッチン周りにおける除菌やゴミ箱・靴箱等の臭い消し等、あらゆる場面で使える優れものなので、利用範囲も広くコスパはそれほど悪くないと思っております。